※作者様(公式サイト:キタユメさま)、関係各社様には一切関係がありません。
※史実に触れる点もありますが、捏造しているものです。
※原作(ヘ/タ/リ/ア)・国・団体・実際の事件等とは一切関係ありません。
USA*UK
04,July,1776.
Independence Day.
例え、君の下にあの日のように止まない雨が降ろうと、2人を分かつモノが運命だろうと
君の涙を拭うのも、君を抱き締めるのも、君の隣に並んで歩くのも俺だけであって欲しい。
俺は君に比べたらまだまだ子供だけれど、君を愛している。
代償は既に支払った。
君の望む愛を返せなくてごめん。
でも俺は君を愛してしまったんだ家族に対する愛情なんかじゃ足りない。
君を手に入れる為に銃を手に取った。
俺を失わない為に君は銃を手に取った。
消えない傷跡を残すなんて分かり切っていたけれどコレ以外にあのときは術が無かった。
何十年、何百年、千年経とうと出逢った時から変わらず、俺は君をずっと愛し続けるんだ。
守られるのではなく守りたい、栄誉ある孤立を貫く虚勢ばかりが上手い寂しがりやな君を。
未だ隣に並んで君を守るには余りにも幼く拙い、未だ力が足りない、けれど必ず頂点に立って
君をもう1人ぼっちには二度とさせない。
これからどれくらい長い期間になるか分からないけれど、遠く離れてしまう君へのこの想いに勝利を。
今は、傷つき哀しむ君の涙を拭い抱き締める事は叶わないけれど。
君を愛さない瞬間など一瞬たりとも無い。
銃を向けるソノ瞬間ですら君を愛し、君を手に入れたくて堪らないんだ。
*
愚かだと笑われようとこの気持ちを恥じることなど無い。
自業自得と言えばそれは仕方のない事だろう。
けれど、君を傷つける者も、君を俺から奪おうとする者も許せるわけが無い。
軍の体制を立て直すためにLondonを空爆され続けたら、君だって流石に倒れてしまう。
君がこれ以上苦しまない様に傷つかない様に、それだけを願い希み、君を自分の手で守りたくてここまで俺は無我夢中で走ってきたんだ。
だから、苦しんで負けろ。
俺は君のように優しくなんて無い、手段は選ばない。
ヨーロッパの連中の関係なんて俺には理解する必要なんて無い。
俺には君だけ、君の事だけで十分だ。
あの翠色の綺麗な瞳の、優しく微笑む人を傷つけたやつらなんて絶対に許さない。
だから、俺はどんな事だってする。
あの翠色の綺麗な瞳が俺を映し、俺に微笑んで名前をもう一度呼んでくれるのであれば。
また、一緒に居る事を許してくれるのであれば。
俺はどんな事だって叶えてみせる。
You are my everything, and I love you.