自分でも分からない。
どうしたいのか、じゃなくて…どうすべきなのか、を私は考えたいの。
自分のしたい事を優先して自分の事だけを考えるような
そんな無責任な人間になりたくないの。
この両手では掬いきれないほど大切なものたちがある。
言葉に出来ないほどの大切なものたちを、守ってきてくれた先人達の想いを、私は受け継ぎたいから。
顧みるこの大切な大切な祖国の歴史を。
それらを何も考えないような人となんて共に歩むことは出来ない。
一目、その写真を見た時から。
永遠に逢う事の無い人だと分かっていても、胸が締め付けられ心が震えた。
大切なものを守りたいと思う。
でも、その為にどうしたらいいのかが分からない。
失う代償の覚悟も出来ない。
それでもただ、この美しい国が好きだから、自分の思う道を信じたいの。
ただ、真っ直ぐに前を見た彼らの、後の世に続く者を信ずと言う言葉を私は大切に思っているだけ。