泣けば良かった。
嫌だと、子供みたいに泣きわめいて我儘を言って。
そう、不器用でもいいから、甘えたらよかった。
ねぇ、
そうしたらいまと何か違っていたのかな?
手を伸ばしても届かないのに、何度泣いてもダメなのに。
それでも私は何度泣いても変われない。
さよならを何度となく心の中で告げた。
ソノ度に私は泣いてばかりで、最初から全部想い出して、また泣いてた。
全部ぜんぶが宝物で、特別を作るのは怖かったけれど幸せだった。
この感情を恋と呼ばずに何て呼べばいいの?
この感情が恋で無いのなら私は生涯愛を知らなくて良い。
こんなにも胸が苦しくて、それでも甘くて。
まるで息の仕方を忘れたみたいに切なくて。
でもどんな瞬間も想い出して考えてドキドキするんだ。
ふわふわと甘いだけの恋情がホンモノでないと知ったのはいつだっただろう?
だけど切なくて苦しくて哀しいのに、それ以上に幸せでドキドキする気持ちを知ったのは貴方だから。
さよならをきみに告げる時はいつも哀しさを堪えるのに精一杯で何も分からなくなる。
あと、どれくらい私はこの不毛な片思いを続けたら新しく変われるんだろう。
私は、私の心は、遥か遠く母なる のほとりに常に。
久遠なるその流れに、何よりも安心する。
どんな時であっても、それは変わらない。
You are my everything.